『おくりびと』の小山薫堂が今度は3D映画に挑戦! 原爆ドームも初3Dに
アカデミー賞外国語映画賞に輝いた『おくりびと』の脚本家・小山薫堂が、今度は3D映画に挑戦! 自らが書き下ろしたオリジナルストーリーをもとに、世界遺産を立体映像で映し出す3D映画『FURUSATO 〜宇宙からみた世界遺産』が、この夏、全国公開されることが決まった。
同作は、世界遺産保護に協力している、宇宙航空研究開発機構JAXAの地球観測衛星「だいち」がとらえた地上700kmからの映像と、4K/3Dデジタルカメラによる地上の実写3D映像という、最新の高精細カメラにより撮影された映像をベースに作られる純国産の3D映画。
ニュージーランド、エジプト、日本の3か国にある自然・文化遺産を舞台に、その地に暮らす子どもたちの目線で描かれたオリジナルストーリーを通して世界遺産の魅力が綴られていく。
エジプトでは巨大な神殿やピラミッドの内部、ツタンカーメンの黄金のマスクなどを目の前にあるかのように映し出し、ニュージーランドでは満天の星空を世界遺産に登録しようと活動を続ける小さな村テカポの美しい夜空を銀幕に浮かび上がらせる。そして日本では、厳島神社の鳥居と海のうねりが一体となる美しい風景を見せてくれるほか、負の遺産でもある広島の原爆ドームにも初めて3Dカメラが入り込む。
上映時間が38分と短いことから大人料金1300円、こども料金1000円になることが決まっており、料金が高いと言われる3D映画のなかで、気軽に見られる価格帯も話題を呼びそうだ。
3D映画『FURUSATO 〜宇宙からみた世界遺産』は、6月19日より全国公開される。
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