『トワイライト・サーガ』がラジー賞最多7部門受賞で2012年の最低作品に!
第85回アカデミー賞の発表が迫った先週末、フランスのアカデミー賞と目されるセザール賞、アメリカのインディーズ映画が対象のインディペンデント・スピリット賞、そして最低映画に贈られるラジー賞が発表となり、賞レースの終盤を盛り上げた。
22日(現地時間)発表のセザール賞では、アカデミー賞で作品賞、外国語映画賞、監督賞、オリジナル脚本賞、主演女優賞の5部門で候補となっている『愛、アムール』が作品賞、監督賞およびオリジナル脚本賞(ミヒャエル・ハネケ)、主演男優賞(ジャン・ルイ・トランティニャン)、主演女優賞(エマニュエル・リヴァ、)の5部門を受賞。ハネケもトランティニャンも仕事の都合で欠席だったが、深紅のドレスに身を包んだ86歳のリヴァはプレゼンターのオマール・シー(『最強のふたり』)からトロフィーを受け取り、「私より重いわ」とつぶやいて客席を湧かせた。
翌23日(現地時間)発表のインディペンデント・スピリット賞ではデヴィッド・O・ラッセル監督の『世界にひとつのプレイブック』が作品賞、監督賞、脚色賞(デヴィッド・O・ラッセル)、主演女優賞(ジェニファー・ローレンス)の4部門を受賞した。オスカーの有力候補である『リンカーン』や『アルゴ』は大手映画会社製作でこの日は対象外。といっても、『世界にひとつのプレイブック』も製作費2,100万ドル。決して低予算作ではなく、製作費2,000万ドル以下という同賞の規定をオーバーしているが、今回は例外扱いとなった。
インディペンデント・スピリット賞と同日に、2012年公開作品中の最低映画という不名誉なゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)で圧勝したのは『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part2』。最低作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞、スクリーン・カップル賞、スクリーン・アンサンブル賞、リメイク・続編賞の7部門を制覇した。主演男優賞は昨年の『ジャック&ジル』に続いてアダム・サンドラー(『That’s My Boy(原題)』)が受賞。『バトルシップ』でスクリーン・デビューを果たしたリアーナが助演女優賞を受賞した。
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