浅野忠信と二階堂ふみ主演で禁断の愛を描いた直木賞受賞作『私の男』を映画化!

浅野忠信(左)と二階堂ふみ(右)
浅野忠信(左)と二階堂ふみ(右)

第138回直木賞に輝いた桜庭一樹による同名小説を映画化する『私の男』。熊切和嘉監督が並々ならぬ決意を込めて映画化に臨んでいるこの作品に、浅野忠信と二階堂ふみが主演していることが発表された。

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同作は、9歳のときに震災で両親を亡くした腐野花(くさの・はな)と、彼女を引き取ることになった遠縁の親戚・腐野淳悟(くさの・じゅんご)による禁断の愛を描いたもの。浅野が淳悟役を演じ、二階堂が花役に扮する。

浅野は本作のオファーが来たときの感想について「自分にしかできない役だと思いました。今の自分のキャリアをぶつけるには最高な役だと思います」とコメント。前半戦の撮影を振り返り「まだまだ始まったばかりですが、ある感触は得ています。この感触をみんなで大切にして最後まで諦めず粘り強く追求して行きたいと思います」と手応えを感じている様子。

一方、二階堂は花役について「運命の役だと思いました」と語ると、脚本を読んだときの感想については「早く現場に行きたいと思いました」と述べている。

そんなキャスティングについて、熊切監督は「今回の作品は季節を分けての長期撮影、そして、内容が内容なだけに、俳優に絶対に恥をかかせてはいけない、最後まで心中する覚悟で愛し続けることができるか──。大げさに言うと、そんなことを考えました。日々、素敵な共犯関係を築いています」とコメント。原作者の桜庭も「キャスティングを聞いたとき、さまざまな映画で素晴らしい姿を見てきた役者さんたちなので、とてもうれしく思いました。この映画でしか目撃できない花と淳悟の姿を、わたしも心から楽しみにしています」と述べている。

『私の男』は2013年完成予定で、2014年に全国公開となる。

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