ハリウッドが作った本格怪獣映画として、日本でも話題を集めている『パシフィック・リム』。この映画の公開を控え、メガホンをとったギレルモ・デル・トロ監督がヒロインを演じた菊地凛子と来日することがわかった。
同作は太平洋(パシフィック)の深海から突如出現し、地球を絶滅の危機に陥れる未知なる“KAIJU”と、人類の英知を結集し生み出された人型巨大兵器“イェーガー”との壮絶なバトルを描いた作品。メキシコ出身で『パンズ・ラビリンス』や『ヘルボーイ』シリーズの監督をつとめたギレルモ監督は、自他ともに認める“ハリウッドNo.1の日本オタク”としても知られ、メキシコで過ごした幼少期に、テレビを通じて日本のアニメや特撮作品に慣れ親しんだという。
そんなギレルモ監督ゆえか、本作に登場する巨大生命体(モンスター)の総称は“KAIJYU“と命名され、菊地凛子、芦田愛菜といった日本人俳優が起用されるなど、日本へのリスペクトは随所に見られる。
もともとギレルモ監督は、世界で一番影響を受けたクリエイターは宮崎駿と語り、押井守、大友克洋、高畑勲、樋口真嗣など多くの日本人クリエイターとの親交も深い。本作の撮影に当たっても、「もし、子どものときに見ていたら、イェーガー・パイロットになりたいと思えるような映画にしたかった」と話している 。
前回来日は2008年に公開された『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』のプロモーションのため。その際にはスーツケース11個分の日本のおもちゃを買って帰ったというエピソードもあるギレルモ監督。
5年ぶりとなるファン待望の来日は7月27日予定で、『パシフィック・リム』は8月9日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほかにて3D/2D同時公開 となる。
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