栗山千明、『ハゲタカ』でようやく人間の役に出会えた!?

『ハゲタカ』完成披露舞台挨拶にて。左から大友啓史監督、中尾彬、栗山千明、柴田恭兵、大森南朋、玉山鉄二、高良健吾、訓覇圭(プロデューサー)
『ハゲタカ』完成披露舞台挨拶にて。左から大友啓史監督、中尾彬、栗山千明、柴田恭兵、大森南朋、玉山鉄二、高良健吾、訓覇圭(プロデューサー)
『ハゲタカ』完成披露舞台挨拶にて。左から大友啓史監督、中尾彬、栗山千明、柴田恭兵、大森南朋、玉山鉄二、高良健吾、訓覇圭(プロデューサー)
左から栗山千明、柴田恭兵、大森南朋、玉山鉄二

5月11日に東京・六本木で『ハゲタカ』の完成披露試写会が行われ、大森南朋、玉山鉄二、栗山千明、柴田恭兵、遠藤憲一、中尾彬、高良健吾らキャストと大友啓史監督、訓覇圭(くるべ・けい)プロデューサーが舞台挨拶を行った。

女性ファンたちの歓声が飛び交う中に登場したスーツ姿の大森たち。緊張感あふれる現場だったそうだが、この日も皆、真剣な面もちで、映画の魅力を熱く語ってくれた。

人気経済小説をNHKがドラマ化。好評を得たそのドラマの続編が今回の映画となる。このなかで企業買収の天才を演じた大森は、「すごく思い入れのある作品。人生が少し変わっちゃったくらいです。今回も少し変わっちゃいそうで不安ですが」と話す一方で、「ここ何年かはどこへ行っても『ハゲタカ』のことを言われるので、段々迷惑な感じにもなってきて……」とこぼしていた。

大森扮する主人公によって父親が自殺へと追い込まれた過去を持つジャーナリストの役を演じた栗山。『キル・ビル』や『妖怪大戦争』などで個性的な役を多く演じてきた彼女だが、「このドラマ以前は人間の役があまりなかったので、『ハゲタカ』で人間ドラマを経験させていただいた。お芝居の一番の経験になった作品です」と感慨深げに語っていた。

単なる金融ドラマという枠には収まりきらないスケールの大きな作品だが、「難しいと思っている人もいると思うけれど、中心となるのは正義。どの正義が正しいのかは分からないのですが、みなさんに正義について考え、がんばれるようになればいいと思っています」と玉山。柴田は、「自腹を切って見ると、また違った面が見えると思います」と笑顔を浮かべていた。

『ハゲタカ』は6月6日より全国公開される。

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