昨年の8月2日に亡くなった赤塚不二夫。「天才バカボン」や「おそ松くん」など数々のギャグマンガを世に送り出し、日本中を笑いで包んだ天才マンガ家の奇天烈な半生を、彼の元担当編集者が綴った本「赤塚不二夫のことを書いたのだ!!」が映画化されることに! 7月4日に、映画『これでいいのだ!!』の撮影がスタートしたが、その合間を縫い、赤塚の一周忌にあたる2日、東映の東京撮影所で製作会見が行われた。
[動画]『これでいいのだ!!』製作会見/浅野忠信、堀北真希ほか
出席したのはキャストの浅野忠信、堀北真希、阿部力、いしだあゆみ、原作者の武居俊樹、佐藤英明監督の計6名。赤塚役を演じる浅野は「前回、東映では『劔岳 点の記』でシリアスな役をやったのですが、今回は真逆の役で、羞恥心というものがなくなりつつあります(笑)」と挨拶。撮影は8月12日まで続く予定だが、「ここ3日間くらい、ずっと全裸でいたのですが、誰も気にしてくれなくなりました」と苦笑いしていた。
赤塚の担当になる新人編集者を演じた堀北も、「最初は、『バカになれ』とか『シェー!』などにすごく抵抗があったのですが(笑)、今は、バカになる気持ち良さを知ってしまったな、という感じで、毎日楽しく撮影しています」と、笑いの新境地を開拓した様子だった。
一方、阿部はまだ撮影に入っていないそうで、「僕の役は真面目なので、みんながふざけているシーンを見るとうらやましい」とお笑いシーンへの憧れを口に。すかさず監督は「ちゃんと用意してますから」と話し、ニンマリしていた。
この日は劇中の衣装で登場したキャストたち。堀北は凛々しい学ラン姿だったが、監督によると、学ラン姿の堀北とセーラー服姿の浅野が新宿のゴールデン街を走り回るシーンがあるという。学ランを着た感想について堀北は「意外と似合ってると思うんです」と満足そうな笑みを浮かべ、「先生(浅野)のセーラー服のほうが衝撃的でした」と感想を漏らしていた。
また、浅野は、カジュアルながらも上下ともトリコロールカラーの縞柄という派手な出で立ちで、「次々とまともでない服が出てきて、衣装合わせが面白かった」とコメント。監督が「先生の服はどこか“いってしまっている人”ということで(笑)。でもその後は、何も身にまとわない男になります。男のハダカをたっぷりとお見せしようと思って」と話すと、浅野も「一番(の見どころ)はハダカ」と満面の笑みを浮かべていた。
『これでいいのだ!!』は2011年のGWに公開される予定。
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