今年は何が流行る? 2009年のヒット銘柄5つの潮流!【第2回/全5回】
年が変わって2009年。今年の映画界では、どんな流れが巻き起こり、どんな作品がヒットするのでしょうか? ムビコレ編集部ではそんな潮流を大胆予測。ヒットしそうな銘柄5つを厳選し、5回に渡ってレポートします。
【第2回】……夏と冬、2つの山場で3D映画の時代が到来!
2つ目のヒット銘柄が「3D映画」です。映画界は過去に、サイレントからトーキー、白黒からカラーへと、2度に渡る大変革を遂げてきました。そして今年、3D映画が、3度目の変革を巻き起こしそうです。
3D映画とは、特殊なメガネをかけると画面が飛び出してくるもので、子どもの頃の赤青メガネや、テーマパークのアトラクションで体験済みの方も多いことでしょう。でも、絵がキレイでなかったり、頭痛がしたりといった不快感を感じたこともあるのでは? それが今、デジタル技術の革新により、キレイで違和感のないものへと変貌を遂げてきているのです。
では、3D映画が普及するためには何が必要なのでしょう? 鍵を握るのが「視聴できる環境の整備」と「上質な3D映画の充実」。いくら「3D映画が来る」と言っても、身近に見られる映画館がなかったり、見たい作品がなければ、普及しなくても当たり前。では、その辺の事情はどうなっているのかを順に見ていきましょう。
1つ目の「視聴できる環境の整備」では、前述のとおり、3D映画専用の上映システムを導入した劇場(スクリーン)数がポイントになってきます。昨年10月に、初の長編実写3D映画『センター・オブ・ジ・アース』が封切られた段階で、対応スクリーン数は全国で55でしたが、今年は各興行会社ともスクリーン数を増やしていきそうです。予想としては、年内に100〜200スクリーンまで増えそうで、全国の人が3D映画を体験できるという意味では、まずまずの数が確保されそうです。
2つ目の「上質な3D映画の充実」ですが、こちらも2月14日公開の『ブラッディ・バレンタイン3D』を筆頭に、年内に10本程度の3D映画が公開予定となっています。中でも山場となりそうなのが夏と冬。まずは夏に、ドリームワークスの『モンスターVSエイリアン』(7月11日公開)、20世紀フォックスの『アイス・エイジ3』(7月25日公開)、ディズニーの『ボルト』(8月1日)と、メジャースタジオ3社のアニメ映画が揃って上映され、ファミリー層を巻き込み、ブームに火を付けそう。
そして冬には、ロバート・ゼメキス監督の『クリスマス・キャロル』、ピクサー初の3Dアニメ『カールじいさんの空飛ぶ家』が公開されるほか、3D映画の大本命といわれている『アバター』も登場。この『アバター』は、ジェームズ・キャメロン監督が『タイタニック』以来12年ぶりにメガホンを取る映画としても話題を呼んでおり、大人やカップルにもアピールしていきそうです。
3D映画は今年、夏に第一陣、冬に第二陣と、二段構えでブームを盛り上げ、旋風を巻き起こしていきそうです。
※明日1月8日の【第3回】では「ハリウッドもアラフォー!?」銘柄を取り上げます。
【今年は何が流行る? 2009年のヒット銘柄5つの潮流!】
・【第1回】ドラマと映画のWパンチで『ターミネーター』が I’ll be back!!
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