渡辺謙、日本代表は荷が重い!? 司会の突っ込みに苦笑い

2011.08.17

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テレビカメラに手を振る3人。左からミカエル・ハフストローム監督、菊地凛子、渡辺謙

第2次世界大戦勃発前夜、1941年の上海を舞台にしたラブサスペンス『シャンハイ』。この映画の特別試写会が8月16日に丸の内ピカデリーで行われ、渡辺謙と菊地凛子、ミカエル・ハフストローム監督が舞台挨拶に登壇した。

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本作は、渡辺、菊地をはじめ、ジョン・キューザック、チョウ・ユンファ、コン・リーといった日米中の大物俳優が結集した作品。主題歌をK-POPグループのBEASTが歌っているのも話題で、この日は登壇も予定されていたが、羽田空港で入国審査のトラブルがあったため欠席。代わりに、主題歌「FICTION」の特別編プロモーション映像が流された。配給元によると、トラブルの詳細は不明だという。

渡辺と菊地は今回が初共演。感想を聞かれた菊地は「ご覧の通り、デッカイ人」と場内を沸かせてから、「世界を舞台にしている方だなと思った。何でもトライしようという姿勢は勉強になりました」とコメント。渡辺は「様々な国でいろいろな監督と仕事をしているので『鍛えられてるんだなぁ』と感じた」と話していた。

一方、そんな2人と仕事をした感想についてハフストローム監督は「（これまでの出演作を見て）素晴らしい俳優だと思っていたけれど、こんなにファニーな人だとは知らなかった。映画自体のテーマはダークだが、現場はとても楽しかった」と笑顔を浮かべた。

また、役作りについて聞かれた渡辺は、監督と話し合った上で「この役が話す英語はイギリス英語だろうと思った。なので、英語を1からやり直し、クィーンズイングリッシュにトライしました」と振り返っていた。

世界的に活躍し、様々な撮影現場を知る渡辺と菊地。そんな2人に司会が、ハリウッド映画の特徴を尋ねると「トレーラーがあること」と菊地。一方の渡辺は、ハリウッド映画は世界規模で公開されるので、各国での反応が楽しみでもあり不安でもあると話すと、司会の「今回も日本を代表して出演している」とのコメントには、「そんなに僕に何かを背負わせないでください」と苦笑いしていた。

映画については「壮大なスケールのラブロマンス、ラブサスペンスです」と渡辺。「戦争を題材にしていますが、（描かれているのは）男と女が必死に生きていこうとするドラマ。今年は日本全体が揺らいでいて社会的変化を余儀なくされていますが、困難な時代でも何かを乗り越えて生きていこうと思えるような作品だと思います」とアピールしていた。

『シャンハイ』は8月20日より丸の内ピカデリーほかにて全国公開される。