吉永小百合主演、冬の北海道は礼文・利尻島で12月2日よりクランクインとなる東映60周年記念作『北のカナリアたち』。この映画の製作発表会見が11月29日にグランドプリンスホテル新高輪で行われ、吉永をはじめ、柴田恭兵、里見浩太朗、仲村トオル、森山未來、満島ひかり、勝地涼、松田龍平、小池栄子ら豪華キャスト陣と、阪本順治監督らスタッフ陣、さらに、厳しいオーディションを勝ち抜いた子役らが登壇した。
この日はまず、制作スタッフが登場。本作は、昨年映画化され話題を呼んだ『告白』の著者・湊かなえの「往復書簡」に収録されている「二十年後の宿題」を原案とした作品で、阪本監督は「それぞれの登場人物が記憶のなかで封印してきたある出来事、その真相を20年の空白を経て1つずつ明らかにしていく、そういう旅の物語です」と内容を明かした。
続いて、入れ替わる形でキャスト陣が登場。20年前に北海道の離島で小学校教師をしていた主人公の川島はるを演じる吉永は「生徒役の子どもたちはオーディションで選ばれました。この作品では私もオーディションに受かって出演するようなワクワクドキドキした気持ちでいます。共演してくださる素敵なみなさまと一緒に励まし合って、素晴らしい映画を作っていきたいと思います」と挨拶。
吉永扮するはるの夫役を演じる柴田は「緊張しています。役者になっていつの日か、吉永さんとご一緒できたらと秘かに思っていましたが、夢が叶いました。しかも、夫役」とコメント。吉永との共演を知ったときの感想を聞かれると、「サユリストの方に申し訳ないと思った」と答えていた。
島に赴任してくる警察官を演じる仲村は「『あぶない刑事』という作品をやっていたときに、恭兵さんと横浜の中華街で何十回、何百回と一緒に食事をしたが、ただの1度もお金を払ったことがありません。途中からはお財布も持って行かないようになりました。(今回の役は)そんな恭兵さんに恩を仇で返すような役」と本作での役回りを説明。報道陣を笑わせていた。
その後、3100名のなかからオーディションを勝ち抜いた子役たちが登場。子どもたちの“天使の歌声”が物語の鍵を握るため、歌を中心に選ばれたそうで、先生役の吉永も付き添うなか、報道陣を前に「翼をください」を熱唱。
歌い終わると吉永は「毎週土日に、みんなで集まって一生懸命練習をしています」と報道陣に説明し、1人ひとりを役名で紹介。元気に答える子どもたちの姿に笑顔を浮かべ、早くも“はる先生”になりきっていた。
『北のカナリアたち』は2012年秋以降に全国公開となる。
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