ひたむきな純愛をストレートに描いたベストセラーコミックスを前後篇の2部作で映画化した『僕等がいた』。その『前篇』が3月17日より公開となり、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた初日舞台挨拶に吉高由里子、生田斗真、三木孝浩監督、原作者の小畑友紀が登壇した。
満員の観客の間から姿を現したキャストたちは、「斗真ー!」「由里子ちゃーん!」という大きな歓声に笑顔で答えながらステージに登壇し、やや緊張気味に挨拶。思わず言葉が出てこない吉高に、生田は「裏では『ウェー!』とか言ってたのに」と舞台裏を暴露すると、ようやく調子が出てきた吉高は「目ん玉何個こっちを向いてると思ってるんですか!」と吉高らしい返しで会場を沸かせた。
吉高演じる高橋七美と生田演じる矢野元晴との初恋を描いた『前篇』。1ヵ月半の釧路ロケでは「監督はいつもお酒飲まないのに、3時4時までいつも僕らに付き合ってくれてニコニコ見守ってくれました」と撮影を振り返る生田。吉高は「撮影スタッフさんとの距離もすごく近づいて、撮休でも集まったりして……仲良しだな!」と1人ツッコミ。「あ、仲良しですね」と言い直し、キュートな笑顔を浮かべていた。
印象深いシーンを聞かれると生田は「バス停のベンチに座ってるシーン。2人だけの世界のように見えていますけど、200人くらいギャラリーがいて、キスシーンを見られてました」とちょっぴり恥ずかしそう。吉高も「さらし者でしたね」と苦笑した。
七美のセリフにちなみ、この日は各自の「好きだ、バカ!」を発表することに。吉高は「お酒も飲まないのに、チンタラくだらない話に付き合ってくれる監督が好きだ、バカ!」。生田も「僕や吉高さんがオシャレな衣装を着ているのが羨ましくなって、僕のスタイリストに『僕の衣装も持ってきてください』と頼む監督が好きだバカ!」と監督とおそろいの靴でアピール。監督も「そうやっていじってくれる2人が好きだバカ!!」と応じ、息もピッタリだった。
さらに吉高は「明日の記事でどの記事より大きく扱ってくれるマスコミのみなさんが……」と会場を見渡し、生田と声を合わせて「好きだ、バカ!」とちゃっかりPR。最後に行われた客席をバックにしたフォトセッションでは生田が「雨のなか、朝から見に来てくださってるみなさんが好きだ、バカ!」と感謝の言葉を発し、温かい歓声に包まれていた。
『僕等がいた<前篇>』は公開中。『僕等がいた<後篇>』は4月21日より全国公開となる。
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