『悪の教典』にローマの観客が総立ち! 伊藤英明「楽しんでくれて自分も嬉しい」

レッドカーペットを歩いた3人。左から三池崇史監督、水野絵梨奈、伊藤英明
レッドカーペットを歩いた3人。左から三池崇史監督、水野絵梨奈、伊藤英明
レッドカーペットを歩いた3人。左から三池崇史監督、水野絵梨奈、伊藤英明
公式上映にて。観客総立ちで迎えられる伊藤英明(左)、水野絵梨奈(中央)、三池崇史監督(右)

生徒から絶大な人気を誇る高校教師が、担任を受け持つクラスの生徒全員を大殺戮する姿を描いた『悪の教典』。第7回ローマ国際映画祭のコンペティション部門に出品されているこの映画が、11月9日に同部門のオープニング上映を飾り、主演の伊藤英明と生徒役の水野絵梨奈、三池崇史監督が現地ローマで、公式記者会見とオープニングセレモニー、並びに公式プレミア上映に出席した。

凄惨さに胸が悪くなり、感情がかき乱される“感動作”/『悪の教典』

現地では計31媒体もの取材を受け、ファンの声援に応えながら全長55mのレッドカーペットを歩いた3人。映画祭のメイン会場であるシノポリホールで行われた公式上映は、約1000人もの観客で埋め尽くされる盛況ぶりで、上映終了後には4分半にも及ぶスタンディングオベーションが起こった。

伊藤は「サイコキラーを演じることは本当に難しかったですが、監督に助けてもらいながら“(主人公の)蓮実”というキャラクターを作る作業は楽しくもありました」と話し、映画祭については「とにかく楽しかったです。言葉も文化も違う国の映画なのに、みんなが楽しんでくれて自分も嬉しいです」とコメント。

水野は「ローマに来ることができて嬉しいです。エンターテインメントとして“蓮実”というキャラクターに騙される部分は、ローマのみなさんにも共感してもらえるのではないかと思っていました」と語り、三池監督は「『悪の教典』をご覧になったみなさんから、本当に心のこもった拍手をいただくことができたので、ローマに来てよかったなと思います」と感想を述べた。

なお、ローマ国際映画祭は17日まで開催され、授賞式は17日(日本時間18日)に行なわれる。グランプリなどの賞に輝けば、日本初となる。

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