故手塚治虫の代表作である『鉄腕アトム』をフルCGアニメとして映画化した『ATOM』が、10月10日から公開される。アトムの声を『チャーリーとチョコレート工場』の名子役フレディ・ハイモアが、テンマ博士の声をニコラス・ケイジが担当し、その他、シャーリーズ・セロンやドラマ『HEROES/ヒーローズ』で人気のクリスティン・ベルなど豪華キャストが声優を務めているのも話題のひとつだ。
そしてこの度、日本語吹き替え版の声優が発表され、主人公アトムを上戸彩が、テンマ博士を役所広司が務めることが明らかになった。
世界が注目する話題作に起用された上戸は、「すごく嬉しい。たくさんの方に愛されているアトムのイメージを壊さないように頑張ります。今回の映画では、優しくて力持ちなアトムだけではなく、ちょっと切ない部分も描かれ、深いメッセージが込められているので、ぜひたくさんの方に見てほしい」と抱負を語った。一方、「子どもの頃、テレビで『鉄腕アトム』を見ていた」という役所も、「血のつながりや人種など関係なく相手を思いやる気持ちがあれば、親子にも友人にもなれるという部分に魅力を感じる」とコメントした。
手塚治虫の息子であり、宣伝プロデューサーも務める手塚眞も、「若い世代の人々がこの映画を見て、次の世代に手塚の思いを伝え続けられれば」と公開に向けての希望を語った。
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