夏八木勲が死去、『終戦のエンペラー』Pの奈良橋陽子「演技を拝見し、涙が溢れた」
名優・夏八木勲の訃報を受け、夏八木が出演している映画『終戦のエンペラー』(7月27日公開)のプロデューサーを務める奈良橋陽子と野村祐人より、連名のコメントが到着した。以下、全文。
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「このたびは夏八木勲さんご逝去の訃報に接し、謹んでお悔やみを申し上げます。ご逝去の知らせを受け、驚愕いたしております。
夏八木さんは『終戦のエンペラー』にて、私共の祖父、曾祖父・関屋貞三郎を演じられました。初日のリハーサルで夏八木さんの演技を拝見し、涙が溢れたことが昨日の出来事のように思い出されます。本当に素晴らしい演技でした。ありがとうございました。
ただ一つ心残りは、共に作り上げたこの映画を、まだ夏八木さんがご覧になられていないことです。必ずや天国でゆっくりと鑑賞していただけると信じております。ご冥福を、心よりお祈り申し上げます」
『終戦のエンペラー』は戦後日本の運命を決定づけた真実に迫った作品。マッカーサー元帥役にトミー・リー・ジョーンズ、その部下のフェラーズ准将役に海外ドラマシリーズ『LOST』のマシュー・フォックスが扮し、日本からは初音映莉子、西田敏行らが出演。
夏八木が演じたのは、終戦直後に宮内次官として昭和天皇を補佐した実在の人物・関屋貞三郎で、コメントにもあるように、関屋は奈良橋にとっては祖父、野村にとっては曾祖父にあたる。
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