『ヘブンズ・ドア』『桜、ふたたびの加奈子』などで活躍する福田麻由子が20歳にして“大人の新境地”に挑戦した、日仏合作の『FLARE フレア』。この映画の初日舞台挨拶が4月26日にシネマート六本木で行われ、福田のほか、広瀬アリス、大塚祐吉監督が登壇した。
本作は自堕落な日々を過ごすフランス人写真家が、ある日立ち寄ったコンビニの前で、家出少女の三井フレアと出会うところから幕を開ける、少女の心の葛藤や成長を描いた切ないラブストーリー。
主人公のフレア役を演じた福田は「18歳の冬にお話をいただいた作品で、今の自分にしかできない作品だと思いました。フレアは自分の感情を表に出さない女の子で表情や目線がすごく難しかったです」と役作りについてコメント。
今後また合作の依頼があったら「やってみたい」そうで、「今回の現場は英語、仏語、日本語と3つの言葉があって大変だったのですが、言葉が通じなくても、1つの作品を一緒に作っていると不思議と意思の疎通ができたりして、すごくドキドキする経験でした」と、その理由を説明した。
一方、相川さき役を演じた広瀬は「福田さんとは現場でも“フレア”と“さき”の関係だったので、トゲトゲした感じで話をしていました。大塚監督の前作に出演させていただいた際に、爆発したような女の子の役がやりたいと言って、今回さきの役をいただき、今までとは違う新しい広瀬アリスが見られる作品になったと思います」と話した。
また、福田同様、再び合作映画のオファーが届いたら「ぜひ、またやってみたい」と語り、「言葉や文化も違って日本とはまた違った緊張感とドキドキだったので、もう1度体験したいです。今回の映画、まともな人が1人も出てきません。でも登場人物が今を生きている姿をぜひ皆さんに見ていただきたいです。あとケンカのシーンの生音も楽しみにして下さい」と見どころをアピール。
そんな広瀬に大塚監督は「広瀬さんは前作で消化不良だったようなので、今回はリハーサルの時からガンガン飛ばしていて、本気でケンカのシーンを演じていただき、普通映画は音声を後づけするのですが、今回は(ケンカのシーンの)生音も使っています(笑)」と話していた。
『FLARE フレア』は4月26日よりシネマート六本木ほかにてロードショー!て全国公開中。
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