映画『世界から猫が消えたなら』で佐藤健と宮崎あおいが初共演！

2014.09.16

『電車男』『告白』『悪人』『モテキ』といった大ヒット映画のプロデューサーとして知られる川村元気が、LINE連載小説という世界初のスタイルで書き下ろした初小説『世界から猫が消えたなら』が、佐藤健と宮崎あおいの共演で映画化されることが発表された。

・剣心演じた佐藤健、一生のうちに会えるか会えないかという作品

同作は、余命わずかと宣告された郵便配達員が、突如現れた“自分と同じ姿をした悪魔”と「世界から何かを1つ消すことで、1日の命を得る」という取り引きをしながら、かつての恋人、親友、家族との絆を確かめていくヒューマンドラマ。

斬新なアイデアと感動的なストーリーが高く評価され、単行本（マガジンハウス）発表直後から話題を呼び、2013年本屋大賞ノミネート、2014年NHKラジオドラマ化（妻夫木聡主演）を経て、今月18日には文庫版（小学館）の発売が決定。発表後も根強い支持を受け、発行部数は70万部を突破している。

メガホンをとるのは『サントリーBOSS ゼロの頂点』『カロリーメイトとどけ、熱量。』などのCMを監督し、国内外で数々の広告賞を受賞。『ジャッジ！』（14年）で長編映画監督デビューをはたした永井聡。脚本を、連続テレビ小説『ちゅらさん』『おひさま』や、『最後から二番目の恋』などの名作ドラマを生み出し、映画『いま、会いにゆきます』（04年）を大ヒットに導いた岡田惠和がつとめる。

この映画で佐藤が演じるのは、本作の主人公で余命わずかと宣告される郵便配達員の「僕」と不可思議な「悪魔」の1人2役。一方、宮崎は僕の初恋の“彼女”というヒロイン役に扮する。また、佐藤演じる僕の親友ツタヤ役を濱田岳が演じることも決定している。

本作について佐藤は「タイトルに惹かれて原作は読んでいました。まさか自分にオファーをいただけるとはこれっぽっちも思っていなかったので驚きましたが、原作が素敵だったことと、日本映画があまり得意としないファンタジーというジャンルにずっと挑戦してみたかったということ、そして“ぼく”と悪魔の2役ということに強く興味を惹かれました」と出演を決めた理由をコメント。

宮崎も「もともと好きな小説だったので、今回参加させていただけることがとても嬉しいです。永井監督、佐藤さんとは初めてのお仕事になりますが、豊かな良い現場で素敵な作品を届けられるよう力を合わせていけたらと思います」と話している。

撮影は今年10月より、北海道やアルゼンチンなど大規模ロケを展開しながらスタート。完成は2015年春の予定だ。