1月23日、中山美穂の12年ぶりの主演映画となる『サヨナライツカ』が公開初日を迎え、中山美穂、石田ゆり子、西島秀俊が新宿バルト9で舞台挨拶を行った。
温かな拍手に迎えられて登場した3人。中山には「お帰り!」という声もかかり、笑顔で応えていた。
プロモーションのために何度も舞台挨拶を行ってきた登壇者たちだが、上映後の挨拶はこの日が初めて。公開を控え、夕べは眠れなかったという中山が心配そうに「いかがでしたでしょうか?」と問いかけると、場内からは大きな拍手が起こり、中山は「とっても嬉しいです」と、少しホッとしたような笑顔を見せていた。
監督のイ・ジェハンは、珠玉のラブストーリー『私の頭の中の消しゴム』を手がけた監督でもあるが、中山は「独特のセンスと才能とこだわりをもった方。(現場は)本当に大変なんですけど、(魅力に)引き込まれるというか……。特別な監督だと思います」と絶賛。石田も「とにかく熱い人。キャスト・スタッフを愛する気持ちがすごく伝わってくる」と、その情熱を讃えながらも、「(思いが熱すぎて)撮影に入る前に何時間も何時間もお話をするので、それに耐えるのが大変でした(笑)」と苦労を明かしていた。
対照的な2人の女性と、その間で揺れ動く1人の男性との愛の軌跡を、25年の歳月のなかで描いた本作。きれいごとだけではない愛の姿も描かれるが、女の本性が出ていると思うのはどのシーンかという質問に石田は、男性の婚約者である光子(石田)が、奔放な主人公・沓子(中山)に会いに行くシーンを挙げ、「怖いシーンですよね。光子は恐ろしい女だな、と(笑)。あれが女の本性に近い気がします」と話し、隣の中山と同意し合うかのように視線を交わしていた。
一方、2人の美女の間で揺れ動く男を演じ、「いろんな人にヒドい男だと言われています」と苦笑する西島。男の本性が出ているシーンについては、中山扮する沓子と初めて結ばれるシーンを挙げ、「あれだけ魅力的な方に本気で来られたら……しょうがないんじゃないかな(笑)。いけないことなんですけど、しょうがないかなと思います」と、言い訳するかのように、何度も「しょうがない」と繰り返していた。
最後に、『サヨナライツカ』というタイトルにはどんな意味が込められていると思うかと聞かれた中山は、「個人的には“始まり”を意味すると思います。人生のなかにはたくさんのサヨナラがあるんですけど、同じ数だけ出会いがある。その繰り返しのなかで、永遠が見えてくるんだと思います」と語っていた。
【関連記事】
・中島美嘉の熱唱に思わず涙の中山美穂。紳士・西島はすかさずハンカチを…
・[動画]『サヨナライツカ』 ジャパン・プレミア/中山美穂、西島秀俊、中島美嘉ほか
・中山美穂、12年ぶり主演作の会見で「今、とっても緊張しています」
・[動画]『サヨナライツカ』 会見/中山美穂、西島秀俊、石田ゆり子、イ・ジェハン監督
・『サヨナライツカ』舞台挨拶に中山美穂、石田ゆり子らが登壇
・川島なお美が「独身最後の出演作」トークショーで恋愛談義!
・『サヨナライツカ』作品紹介
・『サヨナライツカ』予告編
PICKUP
MOVIE
INTERVIEW
PRESENT
-
【舞台挨拶あり】齊藤工が企画・プロデュース『大きな家』公開直前舞台挨拶付試写会に15組30名様をご招待!
応募終了: 2024.11.22 -
『型破りな教室』一般試写会に10組20名様をご招待!
応募締め切り: 2024.11.29