元AV女優みひろの自伝を映画化した『nude』の完成披露試写会が、7月13日にシネマート六本木で行われ、主演の渡辺奈緒子とみひろ、そして小沼雄一監督が舞台挨拶に登壇した。
[動画]『nude』完成披露舞台挨拶/渡辺奈緒子、みひろ ほか
本作が映画初主演の渡辺は「脚本で、すごく自分と重なった部分があり、自然と涙が出ました」と、作品との出会いについて振り返り、「まっすぐ前を向いて歩く女性の役にすごく惹かれた。本当に愛おしい役になりました」と満足そうな笑顔を見せた。
AV撮影のシーンもあるが、渡辺に本物のAV女優の気持ちを体験させるため、小沼監督は、手の空いているスタッフを大勢ギャラリーに仕立て上げ、そのなかで撮影を行ったという。これについて渡辺は、「こんなに大勢の前でAVシーンを演じなけれならず、それが愛情だと分かりつつも、監督は本当にひどいと思った」と本音をポロリ。だが、完成した作品を見て、「本当に困ったような表情になっていたので、監督の演出は間違いないと思った」という。
また、女優・渡辺の印象について聞かれた小沼監督は「今はこうやって謙虚に振る舞っていますが、ものすごく負けん気の強い女性。でも、そういう女性じゃないとこういう役は演じられないな、と思いました」とキャスティングの理由についてコメント。「現場では相当いじめたのですが、全然応えてなかった(笑)」とも明かしていた。
一方みひろは、自分の役を演じた渡辺について「表情だけで訴えるシーンが結構あるんですけど、目がすてきな方だと思った。吸い込まれちゃう」と魅力を語る。すると渡辺が「みひろさんの目に、私が吸い込まれました」と応答。みひろは、主人公の先輩女優役で出演もしているのだが、渡辺は「見つめられるシーンがあるんですけど、全てを見透かされているようなその目に、引き込まれてしまいました」と話し、互いの魅力を絶賛し合っていた。
最後の挨拶で渡辺は「短い撮影期間でしたが、一切手を抜かず、みんなで作り上げた作品。何か感じていただければ」と、自作をアピールしていた。
『nude』は、9月18日よりシネマート新宿ほかにて公開される。
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・[動画]『nude』予告編
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