宮崎あおいと大竹しのぶが初共演した映画『オカンの嫁入り』の完成披露試写会が、7月28日にTOKYO FMホールで行われ、宮崎と大竹のほか、共演の桐谷健太、國村隼、絵沢萌子と呉美保(お・みぽ)監督が舞台挨拶に登壇した。
[動画]『オカンの嫁入り』 会見/宮崎あおい、大竹しのぶ ほか
大阪を舞台に、母娘の絆をユーモラスに描いた心温まる作品。父の死後、独り身を貫いてきた母が、15歳も年下の青年との結婚を決意したことから巻き起こる出来事が、優しいタッチで綴られていく。
映画には、親子を演じた大竹と宮崎の取っ組み合いの親子喧嘩シーンもあるが、大竹は「あおいちゃんは、力が強かった(笑)」と、宮崎の意外な腕力の強さを明かした。足蹴りも飛び出したそうで、大先輩に蹴りを入れしまった宮崎は手を使えなかったことを説明してから「気がついたら蹴っていた」と申し訳なさそうに語っていた。
一方、母にプロポーズした青年を演じた桐谷は、「板前さんの役だったので、沢山(料理の)練習をしました」と言い、どれだけ練習を積んだかを延々と力説。だが大竹から「そんなに料理シーン、あったっけ?」と突っ込まれ、苦笑い。
撮影を通じて親睦を深め合った様子で、和気あいあいとした様子の登壇者たち。宮崎との共演について聞かれた大竹は「見たまんまでかわいいし、しっかりしている」とべた褒め。映画女優としての生き方を貫いてほしいとも語っていた。
大竹から高く評価された宮崎は「すごく嬉しいです」とはにかんだ笑顔。大竹と共演した感想については「役者さんとして素晴らしいのはもちろんですが、人としてキチンとしている。しのぶさんと出会えたことは私にとってとても大きい」と感激気味。「こんなに、同性からも異性からも好かれる人っていないんだろうな」と続け、「ね、健ちゃん」と桐谷に同意を求めると、桐谷は「その通り」とニッコリ。だが次の瞬間、なぜか大竹を肩でつつき、“母”を気づかう宮崎から「やめてください(笑)」と注意を受けていた。
『オカンの嫁入り』は9月4日より角川シネマ新宿ほかにて全国公開される。
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