赤穂浪士四十七士が討ち入りした「忠臣蔵」の“その後”を描いた『最後の忠臣蔵』。そのハリウッドプレミアが、10月11日にロサンゼルスのスティーヴン・ジョン・ロス・シアターで開かれ、キャストの役所広司と桜庭ななみ、杉田成道監督らが出席した。
[動画]『最後の忠臣蔵』記者会見/役所広司、桜庭ななみ ほか
『最後の忠臣蔵』記者会見に役所広司、佐藤浩市、桜庭ななみ、片岡仁左衛門らが出席
本作は、『ラスト サムライ』『硫黄島からの手紙』などを手がけてきたハリウッドメジャーのワーナー・ブラザース映画が、日本で初めて、本格的に製作に乗り出したローカルプロダクション作品で、この日はワーナー・ブラザース映画の日本法人社長で製作総指揮をつとめたウィリアム・アイアトンも参加。アイアトンは「ロサンゼルスで作品を紹介できることを誇りに感じている。ここ何年かローカルプロダクションを手がけてきて、ようやくワーナー・ブラザースが予算の大部分をファイナンスした最初の作品をアメリカで紹介でき、とても嬉しい」と語った。
この日はワーナー本社のCEOバリー・マイヤーとリチャード・フォックス国際担当上席副社長も姿を現し、日本からのゲストを迎えた。こういった場に滅多に姿を見せないマイヤーだが、今回出席したことについて「この作品はとても重要な作品。スタジオにとっても、日本のフィルムメイカーとの関係においても、とても重要なんだ。ここに来たかった理由のひとつはそのためなんだ」と説明した。
上映中は涙をぬぐう観客もいて、上映終了後には数分間のスタンディングオベーションが贈られた。映画の都でのこの反応に役所は「普通だったらエンドロールで帰ってもいいところで最後まで見てもらってありがたい。今日の反応で日本の公開に向けて勇気が沸いてきました」と自信をのぞかせた。
一方、華やかな和服姿で登場し取材陣を感嘆させた桜庭は「自分の作品が海外で上映される現場に初めて立ち会えたので、観客の反応がよくてうれしかったです」とコメント。杉田監督も「心配はあったけど思った以上の反応があった。(笑いが起きるシーンもあったが)伝わるところはちゃんと伝わったと思う」と満足げに語った。
またフォックスも「とてもパワフルだった。この作品に私たちの名前が入っていることを光栄に感じている」と絶賛。役所の存在感や桜庭の演技のバランスなどにも賛辞を送っていた。
『最後の忠臣蔵』は12月18日より全国公開される。
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[動画]『最後の忠臣蔵』予告編
『最後の忠臣蔵』作品紹介
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