仲里依紗、予想外の演技で谷口監督をノックアウト!『時をかける少女』舞台挨拶
現代の女子高生が1970年代にタイムリープすることから展開するファンタジックな映画『時をかける少女』が3月13日より公開となり、主演の仲里依紗をはじめ、中尾明慶、石丸幹二、青木崇高、石橋杏奈、谷口正晃監督が、新宿ピカデリーで初日舞台挨拶を行った。
これまでに何度も映画化されている筒井康隆のベストセラー小説を、新たな発想で映画化した本作。2006年のアニメーション版でもヒロインの声を担当している仲は、「大好きな作品なので、今回も出演できて嬉しかったです。とても大きな“ブランド”なので不安もありましたが、みなさんに支えていただいて、とても良い作品になりました」と挨拶した。
仲の相手役を務めたのは中尾。人見知り同士で最初はコミュニケーションがとれなかったそうだが、中尾は「1シーンずつ近づけたことが、芝居にとって良かったです」と振り返った。劇中で歌う『神田川』の練習を聞いてもらったりもしたようで、仲曰く「『自分はオンチ』と言っていたのに、聞いたら大してヘタでもなく、普通でした」。それを聞いた中尾は、「普通はこういうとき『上手でした!』って言うところでしょ」と苦笑いし、「……こんな感じでにぎやかな現場でした」と説明していた。
一方、青木は、撮影初日に素っ裸になった裏話を披露。水浴びをするシーンの撮影だったそうだが、「パンツを用意してもらってたんですけど、パンツをはいて演技するのも人間的にどうかと思ったので、NGになってもいいや!という気持ちで、パンツははかずに演じました」と話し、場内から笑いが起こっていた。
谷口監督は、「仲さん演じる主人公が、どの『時をかける少女』とも違うみずみずしさを出してくれ、予想外の演技に何度もノックアウトされました」と、仲の魅力を絶賛していた。
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