25回目を迎えた東京国際映画祭が10月20日に開幕。毎年恒例のグリーンカーペットを豪華スターたちが練り歩くオープニングセレモニーが六本木ヒルズのけやき坂で行われ、ドレスアップした女優陣による美の競演が繰り広げられた。
例年なら中国、香港、台湾といった国からもアジアンビューティーたちが大勢駆けつけ華を添えるが、今年は尖閣諸島の問題もあり、来日は軒並み中止。そうしたなか、沿道に集まったファンを喜ばせ、マスコミの注目を浴びたのが日本のスター女優たちのファッションだ。
まずは、今年からTIFFのアンバサダー(大使)をつとめる前田敦子が登場し、沿道からは大きな歓声が起こった。前田は初体験となるグリーンカーペットについて「すごく鮮やかな色で、自然と笑顔になれる、すごく素敵な場所を歩かせていただきました」と述べると、「(ファンから声をかけられ)たくさん交流ができ、嬉しかったです」と続けた。
今年の流行色が黒なことから、この日は前田をはじめ、上戸彩、草刈民代、麻生久美子、吉高由里子、伊藤歩、鈴木美妃、朴ロ美(ロの字は王に路)といった女優たちが黒のドレス姿で登場。人気声優の朴は「日本映画・ある視点」部門に出品されている『あかぼし』で実写初主演。低予算の自主映画にも関わらず、脚本に惚れ込み出演を決めたそうで、笑顔をのぞかせていた。
一方、柴咲コウ、前田亜季、「あやまんJAPAN」のあやまん監督らは和服姿を披露。映画『女優』に出演しているあやまん監督も日頃と違ってしっとりと和服を着こなしていたが、それがムズ痒いのか、自慢の長い舌を時折出して変顔を見せていた。
また黒以外にも、竹厚綾は紺のドレス、井上真央は淡いピンクのドレスで登場した。そうしたなか、今年、もっとも注目を集めたのが、ショッキングピンクの鮮やかなドレスを身にまとった石原さとみだ。カメラマンからの背中を見せてというリクエストにも気軽に応じ、その場で1回転。ちょっと照れたような表情を浮かべていた。
第25回東京国際映画祭は10月28日に閉幕となる。
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