「とにかく泣ける」と評判の村上たかしの人気マンガを映画化した『星守る犬』。この作品が6月11日より公開となり、主演の西田敏行をはじめ、玉山鉄二、川島海荷、瀧本智行監督がTOHOシネマズ 日劇で初日舞台挨拶を行った。
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本作は、リストラで仕事をなくした上、妻からも離婚を切り出され1人ぼっちになってしまった中年男性が愛犬ハッピーとワゴン車に乗って旅立ち、孤独死に至るまでを綴った作品。瀧本監督は「旅を続けながら作った作品。(映画作りの)長い旅が今、終わりを迎えようとしていて、達成感と寂しさみたいなものを味わっています」と複雑な胸の内を打ち明ける一方、高校生のときに飼っていた犬をかわいがってあげられなかった罪悪感を思い出しながら、本作を監督していたとも話していた。
翌週に父の日を控え、世のお父さんにエールを送るような作品でもあるが、西田は「家族は空気みたいに(いつでも)あるものだと思いがち。妻や子どもの気持ちに関心を持ってあげれたかなと、反省を込めて考えた」と、父の気持ちを吐露。さらに、「岸本加世子さん扮するお母さんに離婚届けを差し出されたときは、戦慄が走りました。女の人が別れを切り出すときは、取り付く島もないな、と。『別れて』と言われたら、それでお終い……」と寂しげに語っていた。
一方、川島は、司会から「父の日にお父さんに伝えたいこと」を聞かれると、「私は(父と)結構、仲が良くて、よくご飯を食べに行ったり買い物に行ったりもするのですが、たまに反抗してしまうことがあるので、『ごめんね』ということと『いつもありがとう』と伝えたい」と話していた。
本作では水前寺清子の大ヒットソング「三百六十五歩のマーチ」が挿入歌として使われているが、この日は西田へのサプライズプレゼントとして水前寺が登場し、ナマ歌を披露。水前寺が元気に歌いながら登場すると、登壇者はもちろんのこと、観客も手拍子で応えていた。
さらに水前寺が西田に花束をプレゼント。水前寺から「来週が父の日ということで。私よりも年下なんですけど(笑)、愛を込めて花を贈ります」と花束を手渡された西田は、「感動の涙があふれて……。ありがたいです。お父さんやってて良かった」と感激した様子だった。
東京から北海道までの旅路を描いた本作では、東日本大震災前の美しい東北の風景も映し出されるが、玉山は「この映画を見て、少しでも東北の風景を目に焼き付けていただければ」とコメント。また西田が「現代の“ひずみ”が描かれた映画です。政治や世の中のひずみが、こういうドラマを生んだんだと思いますが、頑張って、素晴らしい居心地のいい日本にしていきましょう」と呼びかけると、客席から大きな拍手が返ってきていた。
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