この夏公開のスタジオジブリ最新作『コクリコ坂から』の声優陣が明らかになった。
映画『コクリコ坂から』は、企画・脚本が宮崎駿。監督は『ゲド戦記』以来5年ぶりに演出を手掛ける宮崎吾朗。東京オリンピックの開催を目前に控えた1963年の横浜を舞台に、16歳の少女・海(うみ)と17歳の少年・俊(しゅん)の出会い、交流、そして高度経済成長期という時代のなかでまっすぐに生きる2人の姿を描く。
主人公の海役に抜擢されたのは、長編アニメーション映画の声優は初挑戦という長澤まさみ。「ジブリ作品が大好きなので、私で大丈夫かなと少し不安もありますが」とプレッシャーを感じつつも、「とにかく楽しむことを忘れないように自分らしくできたらと思います。海ちゃんのしっかりとした芯のあるところをキチンと出せるよう、丁寧に落ち着いて取り組みたい」と意気込みを語った。
一方、海が心を寄せる少年・俊を演じるのは、V6の岡田准一。「宮崎吾朗監督とは、(『ゲド戦記』に続き)2度目のお仕事になりますが、今回もお話をいただけたこと、そして大好きなジブリ作品に参加させていただけることを大変光栄に思います」と、再びジブリ作品に関われる喜びを語った。
宮崎吾朗監督は2人の起用理由について、「岡田君は一度一緒にやって信頼しているから。長澤さんを選んだのはカンです。カンは大当たりでした。アフレコはとても順調に進んでいます」と語った。
その他の声優陣は、竹下景子、石田ゆり子、風吹ジュン、内藤剛志らのジブリ作品常連組に加え、本作が2回目となる香川照之、初参加の風間俊介(ジャニーズJr.)、大森南朋ら実力派俳優陣が脇を固める。
『コクリコ坂から』は、7月16日より全国東宝系にて公開される。
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