昭和30年代の人情味溢れる下町を描いた人気シリーズの3作目『ALWAYS 三丁目の夕日‘64』。この映画の公開を記念し、大空に文字を描くスカイライティング・イベントが1月12日に都内で開催。キャストの堀北真希、吉岡秀隆、薬師丸ひろ子、須賀健太と、山崎貴監督が登場した。
・『ALWAYS 三丁目の夕日‘64』スカイライティング、その他の写真
東京タワー近くのプリンス芝公園で行われた本イベント。吉岡はタワーを見上げながら「東京のシンボルですからね。変わりゆく東京を見守ってきたのかと思うといいですね」と感慨深そうにコメント。また、本作について「本当に誇らしい。パワースポットに行くのもいいですが、1年の初めに映画館へ行って、この映画を見てパワーを蓄えてください」と語った。
本作の舞台は東京オリンピックが開催された1964年だが、薬師丸は「ちょうど私が生まれた年。両親は中継に熱中していて、空に描かれた五輪のマークは見れなかったそうなんですけど、今日は楽しみ。空に文字を書くなんてロマンチックですね」とニッコリ。スカイライティングのための飛行機の到着を待つ間、東京タワーの周辺だけがちょうど晴れ渡ると「私、晴れ女なの」と薬師丸は声を弾ませた。
その後、茨城の飛行場を飛び立った3機のセスナ機が上空に到着し、キャストたちからは歓声が。3000万円をかけた豪華イベントに期待も最高潮に盛り上がるなか、高度2000メートルの晴れ渡った空に、“三”丁目、シリーズ“3”作目、初の“3”Dという3尽くしにちなんで、大きな「333」の文字が描かれた。
333メートルの東京タワーをバックにスカイライティングを見た堀北は「さっきまでずっと厚い雲があったのに、ウソみたいに東京タワーの周りだけポッカリ雲がなくなってキレイに見えました」と喜びのコメント。また、本作について「1作目の時は16歳。自分自身も大人になって、六ちゃんを演じられた」としみじみと語った。
また、山崎監督は「ちょっと無謀な企画かと思ったんですけど、見事にやりとげましたね。やっぱり本物は凄いです」と感心。最後は夕日に見立てたオレンジのバルーンが空に舞い上がり、イベントは大成功の内に幕を下ろした。
『ALWAYS 三丁目の夕日‘64』は2012年1月21日より全国東宝系にて公開される。
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