年が変わって2009年。今年の映画界では、どんな流れが巻き起こり、どんな作品がヒットするのでしょうか? ムビコレ編集部ではそんな潮流を大胆予測。ヒットしそうな銘柄5つを厳選し、5回に渡ってレポートします。
【第3回】……ハリウッドもアラフォーが大活躍!?
3つ目のヒット銘柄が「ハリウッドのアラフォー化」です。昨年、流行語大賞にも輝いた「アラフォー」。日本でも、天海祐希(41歳)、永作博美(38歳)、阿部寛(44歳)、堤真一(43歳)らを筆頭に、アラフォー・スターが活躍中ですが、その傾向はハリウッドでも同じ。30〜40代のスター主演作が、2009年の映画市場を牽引していきそうです。
中でも注目なのが、キアヌ・リーヴス(44歳)、レオナルド・ディカプリオ(34歳)、ブラッド・ピット(45歳)の3人。キアヌは公開中の『地球が静止する日』のほか、2月14日公開の『フェイク シティ ある男のルール』や、2月のベルリン映画祭でお披露目される『The Private Lives of Pippa Lee(原題)』にも出演しています。ディカプリオも公開中の『ワールド・オブ・ライズ』のほか、ケイト・ウィンスレットと『タイタニック』(97)以来の共演を果たした『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』(1月24日公開)や、マーティン・スコセッシ監督と4度目のタッグとなる『Shutter Island(原題)』に出演。ブラピも、2月7日公開の『ベンジャミン・バトン』や、コーエン兄弟が監督するコメディ『バーン・アフター・リーディング』(4月24日公開)が公開されるなど、彼ら3人の主演作が今年は次々と登場。洋画市場を盛り上げていきそうです。
ほかにも、40歳のヒュー・ジャックマン(『オーストラリア』主演)やウィル・スミス(『7つの贈り物』主演)、41歳のニコール・キッドマン(『オーストラリア』主演)やベニチオ・デル・トロ(『チェ 28歳の革命』『チェ 39歳別れの手紙』主演)、46歳のトム・クルーズ(『ワルキューレ』主演)など、アラフォー・スターの主演映画は、上げていったらきりがないほどです。
とはいえ、ブラピ、ディカプリオ、キアヌらが台頭し、スターと呼ばれ始めたのは10年以上も昔のこと。いずれも彼らが20代のときでした。「ハリウッドが弱体化している」「日本で洋画がヒットしない」と言われる要因の1つには、イキのいい若手スターの不在もありそうです。彼らアラフォー・スターに代わって活躍する、若手スターの登場が待ち望まれます。
※明日1月9日の【第4回】では映画版『ROOKIES』銘柄を取り上げます。
【今年は何が流行る? 2009年のヒット銘柄5つの潮流!】
・【その1】ドラマと映画のWパンチで『ターミネーター』が I’ll be back!!
・【その2】夏と冬、2つの山場で3D映画の時代が到来!
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