唐沢寿明が50歳にしてアクションスタント! 体の衰え実感しあと5年早ければと苦笑い
中年スーツアクターの奮闘を描く『イン・ザ・ヒーロー』で、唐沢寿明が日本一のスーツアクター役に挑戦することが明らかになった。
・ブルース・リー命日に唐沢寿明・しょこたんらが溢れる思いを吐露!
スーツアクターとは、ヒーローや怪獣などのスーツや着ぐるみを着て演じる特殊な技能を持つ俳優のことで、特撮(特殊撮影)のドラマや映画などに欠かせない存在。
過去に特撮ヒーロー番組に出演していた唐沢は、今回のオファーについて「今回の役はまさに私の原点のようなものです。この仕事の話をいただいて、不思議な縁を感じています」とコメント。「アクションもできる俳優になりたくて、16歳から4、5年間スーツアクターの仕事をしていました。あの経験があったからこそ今の自分があると思っています。捻挫や骨折など生傷の絶えない生活をしていて、スーツアクターだけでなく大部屋俳優・衣装・照明の仕事もしていました。ほとんどスタッフ側にいたようなものなので、アクターの気持ちもスタッフの気持ちも判ります。日本は、アクション映画が少ないので、今回の映画を楽しみにしています」と感慨深げに語った。
本作は、熱血漢でブルース・リーを崇拝するベテラン・スーツアクターの本城渉(唐沢寿明)の姿を通じて、アクション映画やヒーロードラマを陰で支え続けてきた多くの裏方や俳優にオマージュを捧げた作品。
ブルース・リーには人一倍思い入れがあるという唐沢は「ブルース・リーのモノマネは小4のときにクリアしてるので全く問題ありません(笑)。『燃えよドラゴン』は子どものときに12インチのレコードでずっと聞いていたので、英語のセリフをすべて覚えています」と自信満々だ。
一方、役作りについては「9月から体を作り始めました」とのこと。とはいえ「アクションの稽古では、昔はできて頭でできると思っている動きをしようとすると、最初のうちは体がついてこれなくて、ハムストリングスや太ももを痛めてしまうこともありました」と加齢を実感している様子で、「なぜもっと早く、せめてあと5年早くこの話を持って来てくれなかったんですかね、とは思っています(笑)」と残念そうに語った。
『イン・ザ・ヒーロー』は今秋、全国公開される。
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