元高校球児が大人になって再び甲子園を目指し、苦い青春の悔いを乗り越えていく感動作『アゲイン 28年目の甲子園』。この映画の主題歌を浜田省吾が担当することが明らかになった。
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1976年のソロデビュー以来38年目にして初めて映画主題歌を担当することとなった浜田。主題歌は、2005年のアルバム「My First Love」以来、約10年ぶりの新曲リリースとなる新曲「夢のつづき」。
『アゲイン〜』は、直木賞作家・重松清が、実際に行われてる元高校球児の為の大会「マスターズ甲子園」を題材にした原作を映画化した作品。浜田は、自身も元高校球児だったことから、このマスターズ甲子園の大会テーマソング「光と影の季節」を担当。また、甲子園キャッチボール親子編・プログラムテーマソング「I am a father」も提供している。
『アゲイン〜』は中井貴一が主演をつとめ、『悪夢ちゃん The 夢ovie』などの大森寿美男が監督。
浜田の主題歌について中井は「常に相反する物が存在する人の一生。そのなかで夢を持ち、夢を語り、追い、夢を託す。移り行く夢こそが、大人への証なのかもしれません。この曲を聞いて、そんな世界が広がりました」と感想を述べた。
一方、初めて独りでチケットを買ったライブが“浜田省吾”のライブだったという大森監督は、「甲子園での撮影にも来ていただいてひとつのイメージを共有できたことは、この上ない幸せでした。そして生まれた曲は、今の浜田省吾さんにしか歌えないと思わせてくれるような、包容力にあふれ、どこか懐かしくも新鮮な風を感じるものでした。物語のつづきをそっと誰かに手渡してくれる、そんな映画の余韻となる素敵な曲です」と、主題歌を絶賛した。
また、既存曲「君に捧げるlove song」が、今夏公開予定で落語をテーマにした映画『もういちど』の主題歌になることも決定。今年は浜田にとって映画に縁のある年と言えそうだが、同作の主題歌になった経緯について浜田は、「『もういちど』を監督した板屋宏幸氏との出会いは1987年、ミュージックビデオと呼ばれる音楽映像の制作でした。それから20数年、主にライブコンサートを中心に、私の映像作品のほとんど全ての制作に監督として携わってくださいました。こうして改まって敬語で書いていますが、実際の付き合いは気の置けない仲間であり、手の焼ける弟のようであったりします。その彼から昨年の暮れに彼自身が書いた映画の為の台本が送られてきました。舞台は江戸の下町、主人公は噺家。監督の想いもあり、私の楽曲「君に捧げるlove song」が主題歌に使われることになりました」と説明。「板屋宏幸、初の監督作品『もういちど』、きっと素敵な作品であろうと楽しみにしています」とエールを送った。
『もういちど』は8月23日より公開。『アゲイン 28年目の甲子園』は2015年1月より公開予定。
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