講談社の女性マンガ誌「ハツキス」で連載中の同名人気コミックを映画化する『繕い裁つ人(つくろいたつひと)』。中谷美紀が頑固でこだわり深い仕立て屋の市江を演じるこの映画の主題歌を、これまで数々のドラマや映画に楽曲を提供し、2015年にデビュー20周年を迎える平井堅が担当することがわかった。
主題歌に決まったのは、今年5月に平井がリリースしたコンセプトカバーアルバム「Ken’s Bar III」に収録されている、財津和夫の70年代の名曲をジャズテイストでカバーした「切手のないおくりもの」。歌詞に登場する様々な“あなた”に歌を届ける“私”と、劇中で依頼主の心に寄り添う洋服を作り続ける中谷演じる市江の生き様がリンクし、作品の世界観がより一層広がることなどによって決まった。
このことについて平井は「今回、僕がカバーした『切手のないおくりもの』が、この映画の主題歌に起用していただけると聞いて、驚きとともにとても嬉しく思っています。大切な気持ちを伝え送るこの歌が、最後に映画をふんわり包み込んでくれることを願っております。一針一針心を込めて仕立てる誰かのための一生の一着。歌手として、僕もそんな歌を一曲でも多く作れたら最高に幸せだなと思いました」とコメント。
また今回は、あわせてポスタービジュアルと予告編も解禁となった。
予告編では中谷演じる市江が、見事な手つきでミシンを使いこなし、色鮮やかな洋服を仕立てる姿や、百貨店の営業・藤井(三浦貴大)からのブランド化の依頼も断り続ける姿が映し出されている。
一方、ポスタービジュアルでは、縫い針のイラストがあしらわれたタイトルロゴが、実際に手編みの刺繍で制作されたり、ベースになっている水色の生地のデザインが実際の劇中に出てくる市江が仕立てる洋服のテキスタイルとなっているなど、こだわったものになっている。
『繕い裁つ人』は2015年1月31日より新宿ピカデリーほかにて全国順次公開となる。
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