【週末シネマリサーチ】〜意外なところにヒットの秘密が!〜
週末公開される注目映画の興行収入や観客動員数を、キャストのメディア露出や注目ニュース度をもとに推測! ヒット予想を展開します。「あの人の熱愛!」や「思わぬスキャンダル」報道が大ヒットの要因になるかも!?
4月25日〜26日のランキングはディズニー映画『シンデレラ』が動員41万人を集め、首位発進。35万〜40万人というほぼ予想通りのスタートとなった。『寄生獣 完結編』は20万人で6位、『龍三と七人の子分たち』は14万人で7位、『王妃の館』は4万人で8位と、順位付けは的中も、上記3作品は予想動員数よりもやや下回った。健闘は9位の『劇場版 境界の彼方 〜I’LL BE HERE〜未来篇』。全国31スクリーンながら3万人を動員。高いスクリーンアベレージを記録した。
今週はウィル・スミスの最新作『フォーカス』、『映画 ビリギャル』、『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』などがランクイン候補。ゴールデン・ウィークに突入し、アニメ作品の巻き返しも必至。前作『アフター・アース』、前々作『メン・イン・ブラック3』が首位発進を決めたウィル・スミス主演作のV3はなるのか!?
(※ランキングは週末土日の観客動員数、上映館数は公式HPや配給情報参照)
[今週の上位ランキング予想]
◎『フォーカス』(ワーナー・ブラザース)
〇『映画 ビリギャル』(東宝)
▲『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』(松竹)
×『私の少女』(CJ Entertainment Japan)
(◎:大本命 ○:対抗 ▲:一発あり △:穴で ×:期待)
◎【3位予想】『フォーカス』
ウィル・スミスが凄腕の詐欺師に扮し、弟子の美人詐欺師と共に世界の大富豪を陥れるさまを描いたクライム・サスペンス。
ウィル・スミス主演の前作『アフター・アース』(13年 ソニーピクチャーズ)は、全国571スクリーンで動員15万人、興収2億円の1位。人気シリーズ『メン・イン・ブラック3』(12年・東宝東和)が全国979スクリーンで動員37万人、興収5億7000万の1位。『メン・イン〜』は人気シリーズでスクリーン数も多く、あまり参考になる数字ではないだろう。2009年公開の『7つの贈り物』(ソニー・ピクチャーズ)は動員12万人、興収1億6000万の4位。2008年の『ハンコック』はオープニング上映を含め、初週で62万人を動員した。
ウィル・スミス主演作は、作品によってかなり数字のばらつきがある印象。本作の全米での初週成績は、約1900万ドルで首位。ただ、時期的な違いはあるものの、先週1位『シンデレラ』の約6700万ドルと比較すると、やや寂しい内容。作品的にも“大人”な駆け引きを楽しむもので、GWでどこまで集客できるかがポイントだが、日本でも彼のファンは多く潜在能力は高い。15〜20万人を期待。(後編へ続く…)
・【週末シネマリサーチ】(後編)ウィル・スミス新作はV3なるか? 金髪ギャル・有村架純にも注目だ!
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