深夜だけ営業する“めしや”を舞台に、訪れる客の悲喜こもごもを描いてシリーズ累計260万部となった同名ベストセラーコミックを、主演・小林薫、監督・松岡錠司のタッグで映画化した『深夜食堂』。1月31日より劇場公開され、公開館数80館からのスタートにも関わらず、観客動員数が20万人を超え、興行成績も2.5億円と実写作品では異例の大ヒットとなったこの映画が、4月30日より台湾でも公開され好調なスタート切ったことがわかった。
・『深夜食堂』がコミック、ドラマ、映画ともアジア各国で前代未聞のブーム!
台北のオープニング週末の累計興行収入は200万台湾ドルを突破。今年に入って台湾で公開された日本映画のなかでは1番の成績をおさめた(台湾全土では23館、350万台湾ドル)。台湾で今年公開された日本映画には人気アニメの『名探偵コナン 業火の向日葵』『THE LAST -NARUTO THE MOVIE-』や、台湾でも注目の話題作『ソロモンの偽証』などがあるが、それらを押さえてのヒットとなった。
さらに台湾の興収ランキングでもハリウッド大作の『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』『ワイルド・スピード/SKY MISSION』、香港映画の大作『赤道』に続き、初登場第4位を獲得するなど異例の快挙を成し遂げている。
また、台湾の各メディア(新聞、雑誌、TV、ラジオ、WEB)も、およそ100媒体でこぞって本作を取り上げており、これまで台湾で公開された日本映画では見られなかった異様な盛り上がりを見せている。
台湾の4大新聞の1つ中国時報では「映画では人の思いが語られている。味だけではなく、生きることの価値も教えてくれた。あなたも深夜食堂にいる気持ちになれる」と伝えており、大手雑誌NextMediaでは「今週公開された映画のなかで一番素晴らしい映画。映画のなかの温かい雰囲気は、見終わった後も余韻が心地良く残る」と絶賛している。さらに、台湾独自で豚汁が振る舞われるイベントが実施されると、マスターの格好を真似したコスプレイヤーが大勢集まるなど、人気は止まることを知らない。
今後は5月28日より香港、6月18日より韓国、11月よりマレーシアなど、20の国と地域での公開が決定しており、それぞれの国でどんな反響を呼ぶかにも注目だ。
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