岡村隆史、松雪泰子と手をつなげて嬉しかった！『てぃだかんかん』会見

2010.02.01

岡村隆史と松雪泰子が共演した心温まる感動作『てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜』。1月31日に、この映画の原作本の出版記念会見がペニンシュラホテルで行われ、原作者の金城浩二さんと美佐江夫人、映画で金城夫妻に扮した岡村と松雪が出席した。

映画は、サンゴ礁の再生を目指し、無謀だと言われながらも世界で初めて養殖サンゴの産卵に成功、環境大臣賞と内閣総理大臣賞をダブル授賞した金城さんの10年間を描き出す。

子どもの頃からサンゴ礁の海が大好きだったという金城さん。困難な道のりについて「初めは何も分からなかったので大変でしたが、自分の好きなことを無我夢中でやっていたら、少しずつ応援してくれる人が増えてきました」と振り返り、「とくに、家族はいつも応援してくれ、そんな家族がいたから頑張ることができました」と、支え続けてくれた家族への感謝を語った。

そんな金城さんの役を演じた岡村は、「ムービースターとして演じさせていただきました」と笑顔を浮かべる一方、金城さんから「僕の役が岡村さんでよかった。福山雅治さんみたいな男前だったら、後で何を言われるか分からない」と無邪気に喜ばれた話を披露。「一瞬、『えっ!?』と思いました（笑）」と、ムービースターとしての複雑な心境を明かした。

松雪と夫婦役を演じたことについて岡村は、「手をつなげたことが嬉しかった」とコメント。夫婦ゲンカのシーンもあるというが、「リアルファイトです！」と話していた。なんでも、松雪がヘチマで岡村を叩くそうだが、「ジャストヒットしました。撮影当日が私の誕生日だったので、どえらいプレゼントをもらいました。撮影前、松雪さんがヘチマを振りながら来たので、恐かったです」と苦笑い。松雪は「監督からどうしてもリアルにやってほしいと言われ、、失敗したら申し訳ないので、思いっきりやろうと……」と説明したが、金城さんは「本当の妻はもっと優しいです」と話していた。

『てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜』は、4月24日より新宿バルト9ほかにて全国公開される。