松たか子が『ヴィヨンの妻』でダメ夫を演じた浅野忠信のハリウッドデビューを祝福！

2011.06.17

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神の世界「アスガルド」を舞台にしたマーベルコミックの人気ヒーローの活躍を3Dで描いたアクション映画『マイティ・ソー』。浅野忠信のハリウッドデビュー作としても注目を集めるこの作品の「浅野忠信凱旋帰国記者会見」が6月16日にザ・ペニンシュラ東京で行われた。

・［動画］『マイティ・ソー』予告編
・『マイティ・ソー』浅野忠信凱旋帰国記者会見、その他の写真

本作で主人公ソーに仕える三銃士の1人であるホーガンを演じた浅野は、グレーのスーツをビシッと決めて登壇。初体験となったハリウッドでの撮影について「驚くことの連続。規模がとても大きいので、機材やセット、衣装、メイクなど、すべてにおいて準備されている数もすごいし、かけている時間もすごい！」とスケールの大きさに驚いた様子。

ハリウッド映画に対する思い入れを聞かれると、「もう亡くなってしまいましたが、おじいちゃんがアメリカ人。なので小さい頃、おじいちゃんに会うにはアメリカ映画に出るのがいいんじゃないかと思っていたし、いつかはアメリカ映画に出る自分を想像していた面もあった」と告白。また、この映画の撮影中にアメリカで祖父の墓参りも済ませたことを明かしていた。

本作はアメリカのみならず、世界中で大ヒット。ハリウッド映画への手応えを感じているかとの質問には「まだ、そこまでは感じていないが、ありがたいことに、（ほかにも）何本かの作品に関わらせていただいている。これから手応えを感じることができると思っていて、今は熱心に取り組ませてもらっています」と回答。

自分の姿が3Dで大きなスクリーンに映ったのを見た感想を尋ねられると、「ビックリした。3D映画に出ているんだなって思って、それがちょっと嬉しかった」と話していた。

また、この日は浅野のハリウッドデビューを祝して、女優の松たか子が登壇し、浅野に花束を贈呈した。2人は『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』で夫婦役で共演しており、酒ばかり飲んでいるダメ夫を演じた浅野が「ひどい夫が神の世界に行きました」と、本作で演じた役柄に絡めて話すと、松も「立派になられました」と返し笑いを誘っていた。

さらに松は「『ヴィヨンの妻』のときも、いろいろな国にいったユニークなエピソードを聞かせていただいた。きっと、この人はどこに行ってもたくましくやっていける俳優さんなんだと尊敬していた」と共演エピソードを口にすると、浅野は「共演させていただいたおかげで、松さんがいるとホッとする。さっきよりも気持ちが楽になった」と笑顔を浮かべていた。

『マイティ・ソー』は7月2日より丸の内ルーブルほかにて全国拡大公開となる。