ぴあ表紙を36年間手がけてきた及川正通氏が映画のポスターデザインに初挑戦!
玉木宏と石原さとみを主演に迎え、新政府軍と幕府軍の戦いが始まろうとしている幕末の江戸を舞台に、無益な戦いを何とか避けたい勝海舟(玉木)と、江戸時代に来てしまっている教え子を探すため“未来からやって来た”高校教師の未香子(石原)らが、変わろうとしている歴史から未来を守り、教え子を守ろうと奮闘する姿を描いた『幕末高校生』。この映画の公開日が7月26日に決まり、完成したポスタービジュアルが解禁となった。
今回のポスタービジュアルを手がけたのは、ぴあの表紙でお馴染みだった及川正通氏。映画のポスターデザインは初めてだそうで、引き受けた理由について「『幕末高校生』というタイトルからして面白そうだし、『自由に及川ワールドを表現してください』という東映さんからの依頼だったので快く引き受けました。ぴあの表紙のときもそうだったけれど、何をどう描くかは僕に任せてくれたから、楽しみながら描けました」と答えた。
また、拘ったところを聞かれると「現代から江戸時代へのタイムトリップ感かな。あとはキャストの似顔絵というよりも生き生きしていればいいと思って描いているからね……。そしたら自然に似てくるんだよ。構図に凝っちゃったから発想から仕上げまで5ヵ月もかかっちゃった。長かったね」と振り返った。
ぴあの表紙との違いについては「自由に書いてください……。ここから始まった今度のポスターはぴあの表紙を描くときとまったく同じでした。創造するってことはとてもワガママなことなんです。でもそのわがままを許してくれるから遊べる部分が多くなるんです。遊びの部分が増えると面白みも増えて来ます。だからこれからもずーっとわがままなイラストレーターで通して行こうと思っています」と語っている。
すでに玉木と石原の出演は発表されていたが、今回、新たに佐藤浩市、柄本時生、川口春奈、千葉雄大、柄本明らの出演も明かされた。佐藤が演じるのは、玉木扮する勝海舟との和平交渉相手として立ちはだかる西郷隆盛役。石原演じる現代の高校教師の教え子役として、柄本時生、川口春奈、千葉雄大というフレッシュな顔ぶれも出演。どんな作品に仕上がるのかが、今から楽しみだ。
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