1993年に23歳の若さで亡くなったリヴァー・フェニックスの幻の遺作『ダーク・ブラッド』。この映画が20年の時を経て4月26日より劇場公開されることを記念して、リヴァーの出演作2本の特集上映が実施されることがわかった。
・突然の死から20年、リヴァー・フェニックスの遺作がついに日本公開!
会場となるのは渋谷ユーロスペースで、1本はリヴァーのもう1つの遺作として知られるサム・シェパード監督作『アメリカンレガシー』(5月3日〜5月16日)。もう1本は若き日のキアヌ・リーヴスとの共演でも人気の『マイ・プライベート・アイダホ』(5月17日〜5月30日)。
『アメリカンレガシー』はニューメキシコ州を舞台に、ネイティブ・インディアンの血を引く妻の亡骸から離れることができない白人青年(リヴァー)と、彼に新しい妻を買い与えようとする父(リチャード・ハリス)の姿を描く異色のアート西部劇。
日本では第6回東京国際映画祭で上映されたのみで劇場未公開作。その後ビデオソフト化されている。今回の劇場公開は本邦初で、貴重な35mmフィルムでの上映となる。リヴァーの遺作でもあり、『ダーク・ブラッド』を未完の遺作とすると、『アメリカンレガシー』は完結したもう1つの遺作といえる作品。
一方の『マイ・プライベート・アイダホ』はナルコプレシーという発作的に深い眠りにおちる持病を抱えながらストリートで体を売るマイク(リヴァー)と、権力者の親への反発から同じく男娼として生きるスコット(キアヌ)が、マイクの母親を探すために故郷アイダホに旅に出るロードムービー。今回は日本で初のDCP上映となる。
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