手塚治虫の代表作をリメイクしたアニメーション映画『ATOM』。フルCGアニメで生まれ変わったアトムが活躍するアクション・アドベンチャーだ。日本やアジア圏での公開を皮切りに、全米では約3000スクリーンでの公開が決定している話題作だが、日本語吹き替え版で上戸彩がアトムの声を担当することに。8月18日には、都内スタジオで公開アフレコが行われた。
まずは着ぐるみのアトムから「アトム・グッズ」をプレゼントされ満面の笑みを浮かべた上戸。アフレコでは一転、真剣な表情で、前半部分のシーンを収録した。
アトムを演じた感想については、「ものすごく楽しかった」と言いながらも、「今までのアフレコの中でも一番大変でした。思い入れが強いのか、力が入りすぎちゃって」と上戸。戦いのシーンでの叫び声やうなり声も多いようで、「のどをつぶしながらしゃべるセリフが多いので、声が枯れちゃって」と苦労を語った。
1952年に雑誌での連載が始まり、63年にテレビアニメ放映がスタートした作品なので、85年生まれの上戸にとっては生まれる遙か前の作品なのだが、「リアルタイムでは見ていないのですが、世界的ヒーローだということは知っているし、なぜか歌も歌える(笑)。それだけ大きな作品に自分の声が使われるというのは感激です」と笑顔を浮かべた。
9月中旬に完成する予定で、「完成が楽しみ。公開したら甥っ子と見に行きたいですね」と上戸。映画館に行ったら注目されてしまうのでは、というレポーターからの質問には、「全然! 映画は大好きで、しょっちゅう映画館には行っていますから」と教えてくれた。
夏らしい爽やかなヘアスタイルが印象的だが、実は明日美容院に行く予定だという上戸。前髪を切るかどうかで悩んでいると話していたが、「アトムみたいな髪型は?」という声には、「これは……ないかな」と苦笑いを浮かべていた。
フレディ・ハイモアやニコラス・ケイジが声優を務める字幕版を見たという上戸は、映画の見どころについて、「泣けるお話! すごく感動しちゃって。テンマ博士とアトムの強い絆にウルっときます」とコメント。「ぜひ映画館に泣きに行って欲しい」とアピールしていた。
『ATOM』は、10月10日より新宿ピカデリーほかにて全国公開される。
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