『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』のファンイベントが、4月6日に六本木ヒルズアリーナで開催され、キャスト、スタッフが登壇。映画について語った。
登壇したのは、主人公のだめを演じた上野樹里をはじめ、玉木宏、瑛太、水川あさみ、小出恵介、ウエンツ瑛士、ベッキー、山田優、福士誠治、吉瀬美智子、竹中直人、川村泰祐監督、武内英樹総監督の総勢13名。「いよいよかと思うとドキドキします」という上野は、試写を見て「涙がこぼれないようガマンしていたのですが、ポロポロ出ちゃいました」と話し、「涙なしでは見られない作品になっていると思います」とアピール。ベッキーも「楽しくて泣ける仕上がりになっています!」と見どころを語っていた。
この日は司会から、シリーズを通しての思い出について聞かれた登壇者たち。上野と玉木は連ドラ最終回の名ラブシーン、通称“大川ハグ”の撮影秘話を語った。また、フランス人役を演じたウエンツは、連ドラ初登場時のフランス語のセリフについて「あれはエグかったですね〜」と苦笑い。ノートにカタカナでヨミガナを書いて覚えたそうで、「今でも夢に出てきます」と言いながら、そのセリフの一部をそらんじてみせた。
そんななかで、痛かった思い出を披露したのがベッキー。「後編に、みんなで横断幕を持ってシャンゼリゼを横切るシーンがあるのですが、その撮影中、(路上の)ポールに気づかず(太ももを指さし)ココ当たって靴も脱げちゃったけれど、本番中だったので演技を続け、頑張りました」と女優魂をアピール。上野もそのプロ根性を讃えていたが、隣のウエンツから「ウソついてる!」という指摘が。なんでも、ポールに当たったのは太ももではなく股間だったようなのだ。玉木も「自分を美化しようとしている、本当は大事なところが当たったのに」と同調。2人の強い突っ込みにベッキーも、ぶつけたのは股間だったことを認めていたが、その時、玉木と福士に大笑いされたことを恨んでいるようで「この2人は人の不幸を笑う男たちなんで。CMとかに爽やかな顔で出ているのが許せない(笑)!」と悔しがっていた。
一方、役になりきっていたのは竹中。女好きの一流指揮者ミルヒーになりきった竹中は、忘れられない場面について聞かれると、「『のだめちゃん、ワン・モア・キッス』と近づくところです」と言いながら、ジリジリと上野に接近するも素早く逃げられ、今度は「誰でもいいです!」と言いながらベッキーに近づいていたが、またしても逃げられてしまい、場内から大きな笑いが巻き起こっていた。
映画については「どのシーンもどのカットも印象的。みなさんの心の中に残れば嬉しい」と上野。玉木は「最後の最後に、一番いいものが出来上がった気がします。(公開日の)17日を楽しみにしていてください」と話していた。
『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』は4月17日より全国公開される。また前編を見ていない人々のために、4月10日から1週間、前編の復習上映会が、全国293スクリーンで開催されるという。
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